気づけば、朝はギリギリまで寝て、夜は終電すれすれ。
週末は家族と過ごしているけれど、心から楽しめていない自分がいる。
経営層に近づくにつれ、責任も重圧も増す。年収は上がった。でも、“このまま走り続けて、本当に大丈夫だろうか？”という不安が、ふと頭をよぎる方もいるかもしれません。
頑張っているのに、なんだか心も体もしっくりこない。
忙しい毎日をこなす中で、そんな感覚に襲われることはありませんか？
私自身、フルタイムの仕事に追われる中で、常に疲れているのが当たり前になっていました。
でも、「健康には自分らしさがある」と教えてくれたIINでの学びを通して、本当の意味でのウェルビーイングに気づき始めています。
今回は、その中でも私の心に深く刺さった「生物的個性」と「多次元的健康」という2つのキーワードについて、体験談とともにお伝えします。
これはただの“体のメンテナンス術”ではなく、自分の人生を持続可能にするための土台づくり。
今回は、多忙なビジネスパーソンにこそ届けたい、この2つの視点と私自身の体験についてシェアしたいと思います。
IINで出会った2つの健康観
Bio-Individuality（生物的個性）とは？
人は誰もが、違う人生、違う身体、違うストレス環境を生きている。
だから「同じ健康法が全員に効くはずがない」という考え方が、Bio-Individuality（生物的個性）だ。
年齢、職業、家族構成、睡眠時間、持病や体質、精神的ストレス…それらすべてが健康に影響を与えている。
「ある人には良い」とされる朝のランニングも、私にとっては負担だった。
「糖質制限が良い」と聞いて実践してみても、かえって疲れが増した。
情報の波に溺れるのではなく、“自分の声を聞く”ことが、真の健康への第一歩だと気づかされた。
Multidimensional Health（多次元的健康）とは？
健康とは、体だけでなく、心・人間関係・キャリア・スピリチュアリティまでを含む、もっと広いものだという考え方。
IINでは「一次栄養（Primary Food）」という概念があり、これは**“食事以外の栄養”**のこと。
仕事、人間関係、運動、心の満足感…それらが満たされていなければ、どんなに完璧な食事も健康を支えきれない。
私自身、いくら栄養に気を使っても、心がすり減った状態では、何も変わらなかった。
逆に、短い時間でも**「自分だけのために使える静かな朝」**を持っただけで、1日が穏やかにスタートできたこともあった。
私自身の体験：整えるべきは「生活習慣」より「優先順位」だった
「もっと運動しよう」「もっと栄養に気を使おう」と、タスクのように健康を管理しようとしていた時期があった。
でも、実際に必要だったのは、「今の自分にとって何が本当に大事か？」という問いを持つことだった。
私の場合、それは「家族と過ごす時間を心から楽しむ」ことだった。
ただ“時間を作る”だけでなく、“その時間を自分がどう感じているか”を整える必要があった。
ヘルスコーチとして伝えたい、回復のヒント
1. まず整えるべきは、体ではなく「思考の優先順位」
健康とは、どれだけ自分を大切に扱っているかの表れ。
忙しさの中でも、「自分にとって必要なエネルギーの源は何か？」を知ることで、毎日の選択が変わってくる。
2. 自分の“状態”に気づくための問いかけ
- 最近、何に一番ストレスを感じている？
- 本当に疲れているのは、体？それとも心？
- 自分の中で「我慢」が習慣化していない？
こうした問いは、**「自分を立ち止まって観察する力」**を取り戻してくれる。
生物的個性 × 多次元的健康＝キャリアを続けるための基盤
キャリアを高めたい。家族を大切にしたい。健康を守りたい。
どれかを犠牲にするのではなく、「持続可能な自分」をつくる視点こそが、これからの時代に必要だと強く感じている。
Bio-Individualityは“自分に合う形”を見つける起点になり、
Multidimensional Healthは“健康の定義”を広げてくれる。
この2つの視点が、これからの人生をよりしなやかに、そして力強くしてくれると確信している。
一歩踏み出すことで、見える景色が変わる
健康とは、食事や運動だけの問題ではない。
今の自分を見つめ、整えていく“内側からのプロセス”そのものだ。
走り続けるビジネスパーソンだからこそ、いったん立ち止まって、「これからの自分をどう生きるか」を考えてみてほしい。
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