20kgの減量とセルフコーチングについて
私は15年以上の社会人生活の中で不摂生が続き、社会人になってから15キロ以上も体重が増え、また体と心のメンテナンス状況がとても悪い状況を振り返り、一念発起して2021年12月から6ヶ月間、ストレスケアと減量を実践した。
これまでの状況を一転するために、ただダイエットをすることを目的とするのでなく、ストレスケアも含めて心と体のメンテナンスができる様に体質・行動変容を目指して進めることとした。
ビジネスと同様にビジョンを持ち、目標を定め、計画を立てて、実行した。
結果は6ヶ月で約20kgの減量になった。目標数値よりも約5kg多く痩せることができた。そしてそのプロセスをほかの人生に必要な行動変容へ応用できるのではないかと思えるような汎用性のある方法論のようなものを発見した。
減量とストレスケアの道のりを振り返ってみて、これはセルフコーチングと考えが似ているのではないかと考えた。
コーチングとは個人が人生における何かしらの目標を達成することを助ける他者(コーチ)による継続的な働きかけのことであるが、セルフコーチングは自分自身が自分のコーチになり、あたかも第三者からの働きかけを受けているかのように自分自身を客観視し、目標を定め、その達成の為に自分自身を助けることである。
セルフコーチは難しい。まず自分自身を客観視すること自体が至難の業である。なぜならば多くの人にとって自己分析をすることは恥ずかしく、できれば自分を直視したくはない。またできていない自分を律し、行動を起こすように積極的に働きかける(ケツをたたく)ことはもっと抵抗感がある。
ダイエットに関していうとライザップが第三者の助けという意味でコーチングを受けて体質改善していくサービスである。助けを借りることで成功確率は上がるが高いコストがかかり、サービスを受けている間は基本的に目標設定や次自分が何をすべきかという情報を常にトレーナーからもらえる状態であり、行動を起こすか最後の決断をするのは自分であるが最後ボタンを押すか押さないかの手前までトレーナーがしっかりと運んできてくれる。そういうサービスであるが故に自分自身で自分をコントロールする力まで身に付けられるとは考えづらい。
一方でセルフコーチング、セルフメンテナンスを行えるようになると、最初から最後まで自分で自分をコントロールして目標達成、行動を変えていくので、減量にとどまらず仕事や健康、美容、人間関係、お金など人生のあらゆるシーンにおいて好きなタイミングで好きなようにコストをかけずに行動変容を起こすことができる。これが難易度の高いセルフコーチングを行う最大の醍醐味(メリット)である。コストに関してはお金をどこにかけるかは個人の考えの自由であり、必要だと思うならばコーチングやトレーナーにお金を払い、確実な成果を上げることもとても有効だと思う。実際にすでに述べた自分をメンテナンス、コントロールする力ははじめのうちはうまくできず、挫折してしまうことが多くある。世にあるダイエット方法をセルフで実践して挫折したという話は山ほど聞くのはその難しさからきているのではないかと思う。うまくできない理由は、やり方がわからない、気力が足りない、など様々あると思う。理由のうち、気持ち以外の部分、たとえば正しい目標設定の方法、知識、考え方に関しては他者によるコーチングがなくともある程度Inputする事ができると思う。
気持ちの部分はどうしてもメンタルコントロールの練習が必要であったり個人の特性に影響を受ける部分があるが、今回自分が実践した減量経験をもとに、誰もが同じようにセルフコーチングをしながら減量など体のメンテナンスが行えるような普遍的な方法を作りたいと思う。
人生の中で変えたいことや達成したい目標は山ほど出てくる、その一つ一つの達成率をあげてそれぞれが充実した人生を送れる様なサポートができると嬉しい。
次回以降、具体的な方法論を「忙しいビジネスマンが6ヶ月で10kg以上ダイエットする方法」というタイトルで、少しずつ紹介していこうと思う。また同じ内容をTeachableというe-learningプラットフォームでも動画で作成していく。
ちょっとよい人生をみなさんが送れますように。
[End.]